第9回全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)大会最終日の3日(月)、東海勢では、東海高校(愛知)が準決勝で創価高校(東京)と対戦した。否定側の東海高は「原発関連産業の雇用の喪失」「地域の衰退」の2つのデメリットを提出したが、肯定側のメリット「事故の回避」に一歩及ばず、得票数4-1で敗れ、第3位に入賞した。
写真: 第3位入賞の東海高校(愛知)
東海勢は、東海高校(愛知)が決勝トーナメントに進出。準々決勝で北嶺高校(北海道)を破り、準決勝進出を決めた。準決勝では、創価高校(東京)と対戦する。残る県立千種高校(愛知)、県立岡崎高校(愛知)、三重高校(三重)、滝高校(愛知)、県立高蔵寺高校(愛知)の5校は、予選リーグで敗退した。
滝中学校(愛知)と尾西市立第三中学校は、ともに準々決勝で敗退した。三重中学校(三重)は予選リーグ第3試合で敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。
大会1日目、東海勢は、予選リーグで県立岡崎高校(愛知)が2勝し、順調なスタートを切った。滝高校(愛知)、県立千種高校(愛知)、東海高校(愛知)、県立高蔵寺高校(愛知)は、1勝1敗。三重高校(三重)は2敗に終わった。9年連続出場の東海高が初出場の関西創価高校(大阪)に敗れるなど、波乱含みの幕開けとなった。
中学校は、尾西市立第三中学校(愛知)が富山市立山室中学校(富山)を破ったが、滝中学校(愛知)と三重中学校(三重)は、初戦を飾ることができなかった。
27日(日)、電気文化会館(名古屋市中区)で「第12回東海地区中学・高校ディベート大会(兼 第9回全国中学・高校ディベート選手権東海地区代表選考会)」の決勝戦と中学校第3位決定戦が行われた。高校はA論題(ディベート甲子園論題)が東海高校(愛知)が98年から7年連続の優勝、中学校は尾西市立第三中学校(愛知)が初優勝を果たした。高校B論題は、県立千種高校(愛知)が優勝した。
あわせて、7月31日(土)から8月2日(月)にかけて神田外語大学(千葉市美浜区)で行われる、第9回全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)に出場する高校6校と中学校3校が決定した。
試合結果詳細は、東海支部ニュースに掲載されている。
●東海支部
http://anny.kinjo-u.ac.jp/~futasugi/tokai.html
【高校の部】
A論題
「日本はすべての原子力発電を代替発電に切り替えるべきである。是か非か。」
優勝: 東海高校(愛知)
準優勝: 県立千種高校(愛知)
B論題
「日本は選択的夫婦別姓を法的に認めるべきである。是か非か。」
優勝: 県立千種高校(愛知)
準優勝: 滝高校(愛知)
<<ベストディベーター賞>>
立論: 該当者なし
質疑: 岡松勇希(東海高校(愛知))
第一反駁: 出井秀幸(東海高校(愛知))
第二反駁: 上嶋孝法(東海高校(愛知))
<<全国大会出場校(予選通過順、[]内は全国大会出場回数)>>
1. 東海高校(愛知)[9]
2. 県立千種高校(愛知)[8]
3. 県立岡崎高校(愛知)[3]
4. 三重高校(三重)[2]
5. 滝高校(愛知)[初]
6. 県立高蔵寺高校(愛知)[2]
<<地区大会奨励賞受賞校>>
・県立揖斐高校(岐阜)
【中学校の部】
「日本は救急車の利用を有料化すべきである。是か非か。」
優勝: 尾西市立第三中学校(愛知)
準優勝: 三重中学校(三重)
<<ベストディベーター賞>>
立論: 木村香名子(三重中学校(三重))
質疑: 永峯かりん(滝中学校 (愛知))
第一反駁: 小林茜(尾西市立第三中学校(愛知))
第二反駁: 竹上尚子(三重中学校(三重))
<<全国大会出場校(予選通過順、[]内は全国大会出場回数)>>
1. 尾西市立第三中学校(愛知)[初]
2. 三重中学校(三重)[初]
3. 滝中学校(愛知)[2]
<<地区大会奨励賞受賞校>>
・愛知中学校(愛知)